【子供のいじめ】効果的なアドバイスと親が取るべき行動を解説します
程度の差はあったとしても、いじめは昔から子供の社会で普通にありました。しかし最近は不登校や自死にいたる深刻なものも少なくないことから、これまで以上に親が子供に対して注意を払わなければいけません。
もしあなたの子供がいじめに遭っていたら、どのように対応すれば良いのでしょうか。取り返しの付かない状況とならないためにも、正しい対応法を理解しておくことが大切です。
今回は子供のいじめで効果的なアドバイスと、親が取るべき行動について解説します。
子供のいじめを放置してはいけない理由
「どうせ子供同士のただのケンカだろう」「子供のことなのだから、子供に任せておけば良い」など、子供のいじめを放置しておくことは絶対に止めましょう。危険です。
いじめをする子供は、いじめることが相手にとってどのような身体的・精神的ダメージを与えるかをイメージできません。
最初はささいなことからスタートしたいじめも、いじめを止める人がいないと時間の経過と共にどんどんエスカレートしていきます。
いじめを受けた子供が受けた心の傷も広がり、食欲の低下や睡眠障害、うつ病、不登校、そして最悪のケースでは自死になる可能性も否定できません。
親が深刻さに気が付いてようやく介入したころには、すでに手遅れになっている状況も考えられます。
そのため子供のいじめが分かったら、絶対に放置せずに対処をする必要があるのですね。
子供がいじめられた際に親が行うべきアドバイス
もしあなたの子供がいじめられていると分かったら、まずは子供にアドバイスをしてあげましょう。
効果的なアドバイスは、「親は子供の味方である」と伝えることです。
子供が生きている社会はまだ狭く、学校の友人関係以外にも存在していることを理解していません。そのためいじめを受けた子供はひどく傷つき、まるで「この世の終わり」とまで感じることも少なくないのです。
また特に思春期を迎える子供の中にはいじめを受けたことを恥じ、親に相談することを恥ずかしいことと思っていることもあるでしょう。
そのため、親から積極的に子供に対して「親は子供の味方である」ことを伝えてあげることが大切です。「何があっても味方だから、安心してね」「絶対に守ってあげるから、心配いらないよ」など、子供が安心する具体的な言葉がけをしてあげてください。
自分だけではない、親が味方になってくれると理解するだけで、大きく傷ついた子供は救われるものです。
また子供の話しには丁寧に耳を傾けてあげましょう。「あなたにもいじめられる原因があったんじゃないの?」「もっと強くならなきゃダメだ」などの言葉は避け、まずは子供の辛い気持ちを「うんうん。辛かったね」と素直に受け止めることが大切ですね。
子供がいじめられた際に親が取るべき行動
親が子供の味方であることを伝えたら、その後はどのように行動すれば良いのでしょうか。
取るべき主な行動を見ていきましょう。
学校は無理に通わせずに休ませる
もし子供が学校に行きたくないと渋ったり、行くような素振りを見せても「行かない方が良い」と親が判断したりしたら、無理に通わせる必要はありません。
体調が回復したり、状況が改善したりするまでの間は学校を休ませましょう。
勉強の遅れを気にする親や子供もいますが、勉強よりも大切なのは子供自身の体と心です。インターネットが発達した現代で勉強は自宅でも十分できるので、まずは健康面を最優先に考えるようにしてください。
いじめに関する証拠を残しておく
2つ目はいじめに関する具体的な証拠を残しておくことです。
今後学校にいじめの訴えをする際、いじめを受けたという具体的な証拠があると学校側との話しがスムーズに進みます。
体に傷がある場合は写真に残しておきましょう。またバッグや筆記用具、教科書、ノートなどの持ち物が壊された場合も写真に残しておきます。
もしSMSで誹謗中傷するようなメッセージが送られてきた場合は、スクリーンショットに撮っておいてください。
また子供の話しから、いつどこで、誰に、どのようないじめを受けたのかを記録しておくことも大切ですね。
学校へ相談をする
もしいじめが通っている学校内の友人関係の中で起こっているものであれば、解決の中心となるのは学校です。
そのためまずは学校にいじめの相談をしましょう。
担任の先生に連絡をとって、話し合いをするためのアポイントを取ってください。先生も多忙のため、しっかり時間を取って話し合いができるように、事前にアポイントを取っておくことが大切です。
子供から聞いた話し、そしていじめと分かる具体的な証拠・記録を先生に見せながら、いじめを受けていることを伝えてください。
話し合いをする際のポイントは感情的にならないことです。自分の子供がいじめに遭っていることから怒りやくやしさといった感情が表れ、先生に対して感情的になってしまうことは理解できます。
でも学校は決して敵ではありません。
感情的にならずに冷静に先生と話し合い、「いじめ問題を一緒になって解決したい」といった考えを示すことで協力的になってくれることでしょう。
いじめの証拠を手に入れるなら探偵事務所への依頼がおすすめ
もしいじめが明確に分かる証拠がない場合、探偵事務所に調査依頼をする方法もあります。
豊富な調査実績と高いスキル、そして最新機材をフル活用して、いじめの証拠を残してくれますよ。
明らかないじめに関する証拠があれば、学校との話し合いも早く進展していくことでしょう。
まとめ
もし自分の子供がいじめられていると分かったら、まずは「親は何があっても味方」であることをアドバイスしてあげましょう。
自分一人ではないと理解することで、子供の心は幾分も救われるものです。
そして無理に学校に通わせずに休ませ、いじめに関する証拠を集めながら学校に相談をしましょう。
もしいじめに関する証拠集めで困っている場合は、探偵事務所への調査依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
多くの事務所は初回相談を無料としているので、気軽に相談できるのもうれしいですね。