【自宅にある盗聴器】自分でも可能な見つけ方と注意点を解説します
「家の中にいても、なんとなく誰かに話を聞かれているような気がする」「自宅の中でしか話していなかった内容が、第三者に知られていた」といったような経験を持つ人はいませんか?
最近は通信販売などを利用して、盗聴器が比較的簡単に手に入るようになりました。もしかするとあなたの家にも、盗聴器が仕掛けられているのかもしれません。
今回は自宅にある盗聴器を、自分でも可能な見つけ方と注意点を解説します。
主な盗聴器の種類
盗聴器と一口に言ってもその種類は様々です
まずはどのような種類の盗聴器があるのかを理解しておきましょう。
コンセント型
最も代表的な盗聴器の一つがコンセント型です。コンセントタップの中に盗聴器が仕掛けられており、コンセントに差し込むだけですぐに使用できます。
盗聴器の周辺で発せられる音声を拾い、電波を使って拾った音声を発信するのに必要な電力はコンセントから得られることから、盗聴器をコンセントにつなげておくと、半永久的に使えるのが特徴です。
クリップ型
クリップ型は、壁に設置されたコンセントの中に組み込むタイプのものを指します。設置する際は壁のコンセントを一度取り外す必要があるため、手間はかかります。
手間はかかる分、表面的には見えないため、コンセント型の盗聴器と比べると見つかりにくいのが特徴です。
電池ボックス型
最後は電池ボックス型です。コンセントに差し込む必要がないため、さまざまな場所に設置できるのが特徴です。近くにコンセントがない場所でも取り付けられます。
両面テープなどを併用することで椅子やテーブル、ベッドの裏などに貼り付けられるなど、設置場所の自由度の高さはダントツです。
自宅にある盗聴器の見つけ方
自宅に設置されている盗聴器は、自分でも見つけることが可能です。主な見つけ方を全部で4つ見ていきましょう。
目視で見つける
まずは目視で見つける方法です。これから紹介する見つけ方の中で、最も手軽にできる方法といえます。
自宅の中を見渡して、これまでにはなかったものや、自分では明らかに購入した覚えのない不自然なものを探してみてください。全く見覚えのない電源タップの他、ぬいぐるみや家電製品などが見つかるかもしれません。
お金をかけずに手軽にできる捜索方法ですが、盗聴器を見つける難易度は高いのが実際です。最近の盗聴器は小型化が主流となっており、またエアコンの中や電化製品の中に設置されてしまうと、目視で見つけることは難しいでしょう。
FMラジオを使用する
FMラジオを使って、自宅内に設置された盗聴器を見つける方法もあります。一部の盗聴器はFMラジオと同じ電波を使用しているため、FM ラジオでも盗聴器の電波を受信できるためです。
まずはFMラジオと音楽プレイヤーを準備しましょう。部屋の窓やドアをしっかりと閉めて、外の雑音を防ぎます。
盗聴器の設置が疑われる場所で音楽プレイヤーをオンにして、何でも良いので音楽をかけてください。次にFMラジオをオンにして、チューナーを使って周波数を一番低いところに設定します。
ラジオから発せられる音をよく聞きながら、周波数を少しずつ上に上げていきましょう。もしラジオの中から音楽プレイヤーでかけている音楽が聞こえてきた場合、部屋の中に盗聴器が仕掛けられている可能性が高まります。
盗聴器があるとわかったら、部屋の中をゆっくりと歩いてみてください。ラジオのハウリングが強くなった場所に盗聴器が仕掛けられているのかもしれません。
ただしFMラジオで見つけられる盗聴器の種類は限られています。
盗聴器発見器を使用する
3つ目の方法は盗聴器発見器を使用することです。目視による発展やFMラジオを使った発見と比べると、機材を購入する費用はかかります。しかし目視やFMラジオでは見つけられなかったものも、発見できる確率が高まるでしょう。
盗聴器発見器の細かい使い方は、機材によって異なります。しかし一般的には、上記で解説したようなFMラジオと同じです。
盗聴器を発見できる確率が高まるのは大きなメリットですが、盗聴器発見器などの機材に精通していない初心者にとっては、選び方や使用方法で難しさを感じるかもしれません。
また最近はステルス盗聴器と呼ばれる、盗聴器発見器でも見つけられないものも流通しています。
盗聴器の発見は専門業者に依頼するのがベスト
最近の盗聴器は小型化されていたり、ステルス盗聴器と呼ばれる盗聴器発見器でも見つけられないものもあったりするため、素人が個人で見つけるのは難しいかもしれません。
確実に盗聴器を見つけたい場合は、専門業者に依頼するのがベストです。専門業者は盗聴器調査における豊富な実績や、調査のノウハウをしっかり持っているため、自宅内に盗聴器が設置されていた場合でも高い確率で見つけてくれるでしょう。
盗聴器を探す際の注意点
盗聴器を自分で探す際は、いくつか注意してもらいたい点があります。
盗聴器を見つけたらすぐに外さない
一つ目の注意点は盗聴器を見つけたら、すぐに外さないことです。
盗聴器には、盗聴器を仕掛けた人の指紋が残されている可能性があります。盗聴器を外す際に指紋に触れて消えてしまう可能性があるため、見つけても外さないようにしましょう。
盗聴器を見つけても声を出さない
盗聴器が設置されていたことが分かると、びっくりして「やだ、気持ち悪い!」「本当にあったんだ!」などとつい声を出してしまうかもしれません。盗聴器を仕掛けた相手に、見つけられたことが知られてしまう可能性が高まります。
新しく盗聴器を設置されたり、他の迷惑行為に発展したりするかもしれないので、盗聴器を見つけても声を出さないことが大切です。
まとめ
自宅に設置された盗聴器を自分で見つける方法を紹介しました。目視やFMラジオ、盗聴器発見器などを使用して探すことができます。
しかし中には素人が個人で見つけるのは難しい盗聴器もあるため、確実に発見したい場合は探偵事務所などの専門業者に依頼するのがおすすめです。
多くの探偵事務所では初回相談を無料としているため、気になった人は気軽に相談してみてはいかがでしょうか。