子供が家出をして帰ってこない場合の対処法は?心理状態も一緒に解説
自分の子供が家出をすると、ほとんどの親は大きな不安と混乱に見舞われます。子供の年齢が低ければ低いほど、事件や事故に巻き込まれる可能性も高くなるため、できるだけ早く見つけることが大切です。
今回は子供が家出をして帰ってこない場合の対処法について、子供が抱える心理状態と一緒に解説します。
子供が家出をして帰ってこない!すぐに対処するべき理由
「親と大ゲンカをした」「生活の中で気に入らないことがあった」など、明確な理由やささいな理由で子供が家出をした場合、親によっては「そのうち帰ってくるだろう」と楽観視するかもしれません。
しかし子供の家出を放置しておくのは危険です。絶対に止めてください。
事件や事故に巻き込まれたり、お金を得るために万引きや窃盗といった犯罪行為に走ったり、最悪のケースでは命を落とすことになったりする可能性もあるでしょう。
中学生や高校生など、ある程度大きくなった子供の場合も、放置するのは危険です。SNSなどで知り合った人の自宅に泊めてもらい、犯罪に巻き込まれるかもしれません。
家出をする子供が抱える主な心理状態
子供が家出をするのには、何かしらの原因があるはず。何の理由もなく家出をする子供は基本的にいません。
どのような心理状態を抱えているのかを知ることで、行先を推測したり、帰ってきた後に再度の家出防止に役立ったりするでしょう。
家出をする子供が抱える主な心理状態は次の通りです。
親や家庭環境に対する大きな不満を抱えている
子供が家出をする最も大きな理由の一つが、親や家庭環境に対する大きな不満です。子供にとって親や家庭環境は、大きなウェイトを占めるもの。日常生活の中で接する時間も多いことから、ストレスとなるようなことがあると、家出につながってしまいます。
「勉強漬けの毎日を強いられて、自分の自由な時間が全くない」「着るものや食べるもの、持ち物など、すべてを親に管理されている」といったような、子供の生活や行動のコントロールのほか、「夫婦の仲が悪く、家庭内でいつもケンカが絶えない」「子供にまったく関心を示さない」なども家出を引き起こす原因となるでしょう。
友人関係が上手くいっていない
2つ目は友人関係が上手くいっていないことです。「学校でクラスメイトからいじめられている」「仲の良い友達とケンカをして、グループから仲間外れにされてしまった」「友達がいなくて、いつも一人ぼっちでさみしい」など、さまざまな理由が考えられます。
子供の中には友人関係の悩みを教師や家族に相談をしても、思ったような対応をしてもらえなかったり、まるで自分に非があるような言い方をされたりし、絶望を感じて家出をしてしまうこともあるでしょう。
好きな人に会いに行きたい
好きな人に会いに行くために、親に内緒で家出をおこなう子供もいます。特に最近はSNSを通じて知らない人とつながることも多く、ネット上のやりとりで関係が親密になることも少なくありません。
「実際に会いたい」といった気持ちが高まり、家出をしてしまうのです。
しかしSNSを使っている人の中には、自分の素性を偽っている人もたくさんいます。子供がだまされて、犯罪に巻き込まれる可能性も大いに考えられるでしょう。
友達ともっと遊んでいたい
最後は仲の良い友達と、もっと遊んでいたいことです。厳密には家出とはいえませんが、家に帰る時間を過ぎているのを知っていても、もっと遊びたい気持ちから家に帰ったり、連絡をしたりしないケースです。
子供が家出をした後に親が取るべき対処法
子供が家出をした際、親はどのような対処をすればよいのでしょうか?家出の捜索では初動が大切といわれているため、適切な対処法を取りたいところです。
スマホを持っている場合はくり返し連絡をしてみる
もし子供が自分のスマホを持っており、スマホと一緒に家出をしていることがわかっていれば、くり返し連絡をしてみましょう。電話やメッセージに応対した際は、決して怒ってはいけません。
「何で帰ってこないの!」「こんなバカなことをして!」などの怒りの感情を向けてしまうと、子供は反発したり萎縮したりするでしょう。返って自宅に戻らなくなる可能性が高まります。
子供の気持ちに寄り添い、気持ちを受け止めるような言葉を心がけると、相手も話を聞いてくれるようになるはずです。
親しい友達に行先を聞いてみる
子供が普段親しくしている友達がわかっている場合、行先に心当たりがないか聞いてみてください。子供から何か家出に関する話を聞いているかもしれません。
また友達の親にも連絡を取り、協力を仰ぐことも有効です。友達自身が子供をおいているにも関わらず、行先を聞かれても「知らない」と話す可能性があります。
子供が行きそうな場所をピックアップして探してみる
生活圏内で子供が行きそうな場所をピックアップして探してみましょう。公園や空き地、カラオケボックス、ゲームセンター、レンタルビデオ店、書店、コンビニエンスストア、スーパーなどへ出向いて確認してください。
お店の定員に確認してもらうために、子供の写真を準備しておくことも大切です。
子供の私物や部屋をチェックしてみる
子供が残したものの中から、行先につながる情報が得られるかもしれません。スマホやパソコン、ノート、メモ帳などをチェックしてみましょう。
また銀行通帳がある場合、ATMで記帳してみるのもおすすめです。子供が外でお金を下ろしている場合、どこのATMから下ろしたのかが通帳に記載される可能性があります。
探偵事務所へ調査を依頼する
最後は探偵事務所へ調査を依頼することです。初回相談で状況を伝え、契約をすればすぐに居所の調査をしてもらえます。
先に述べたように子供の家出は初動が大切なので、迅速に調査を開始してくれる探偵事務所は家出調査にピッタリです。
まとめ
子供が家出をする理由はさまざまです。心理状態を理解することで、行先につながるヒントを得られるようになるでしょう。
多くの探偵事務所では初回相談を無料としているので、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。